神様のパズルを読んだ。
機本伸司さんの神様のパズル (ハルキ文庫)を読みました。
ストーリーはこんな感じです。
留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは、
不登校の女子学生・穂瑞沙羅華を
ゼミに参加させるようにとの無理難題だった。
天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞。
だが、究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」を
ぶつけてみたところ、なんと彼女は、ゼミに現れたのだ。
僕は穂瑞と同じチームで、宇宙が作れることを
立証しなければならないことになるのだが…。
機本伸司さんの本は初めて読んだんですが、
これは、大学生向けの青春SFラブコメかなって思いました。
高校生に向けるには、物理学の内容が大分本格的で、
かといって、大人が読むには登場人物の考え方が短絡的というか
マンガチックというか?
でも、面白くないわけではなくて、
物理学の話とか、宇宙の話とかは、へ~って思えるところも
たくさんあって知的好奇心を刺激してくれて面白いです。
ただ、ストーリーの根幹にあるヒロイン・穂瑞沙羅華の
「私って、宇宙において何のために存在しているの?」
って疑問に共感できる年齢はすぎていてwww
あと、登場人物の関係のたたみかたとか、もう少し何かあったら
もっと面白かったかもって思ってしまいました。
「宇宙を作ることはできるのか?」とか題材が面白かったので、
続編も機会があったら読んでみようと思います。
3.彼女の狂詩曲―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫 き 5-8)
おススメ度:☆