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岡崎琢磨さんの珈琲店タレーランの事件簿をよみました。

岡崎琢磨さんの珈琲店タレーランの事件簿を読みました。

 

ストーリーはこんな感じです。

 京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。

恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、

運命の出会いを果たす。

長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。

美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、

鮮やかに解き明かしていく。

だが美星には、秘められた過去があり―。

軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。

 

 

京都の喫茶店タレーランを舞台に、主人公アオヤマさんと

タレーランバリスタ・切間美星さんの会話で物語が進んでいくんですが、

 

進んでいくんですが、、、

 

何か事件が起こると、

 

バリスタの美星さんが豆を挽き始めて、

コリコリ、、、(豆を挽く音)

 

アオヤマさんが見当違いな推理をし

 

美星さんに「全然違うと思います。」と

ピシャリ!!といわれ、

 

アオヤマさんが右往左往しているうちに

 

「おいしく挽けました。」と

 

決め台詞とともに、美星バリスタが事件を解決するという

流れになっています。

 

 

この、会話劇のパターンは面白いですし、大変いいと思うんですが、

肝心の事件が、どういうこと?って思ってしまうようなことばかりで、

 

現実感というか、何というか、、、、

 

もう少し、もう少し面白くできたんじゃないかなっと思ってしまいました。

 

 

でも、珈琲の知識や、会話のセンスなんかは読んでいて面白かったです!!

 

ただ、もうひとつ、この手の作品は主人公と探偵役が女性であることから

恋愛感情に発展していくのは王道だと思うんですが、

 

何というか、読んでいてもなんでお互いに、お互いが好きになったのかが

読んでいてもよくわからないです。。。

 

美星バリスタがアオヤマさんをいい人だなって思う感じは分かるんですが、

アオヤマさんは、美星バリスタに惹かれていく要素が、

珈琲の味しかないような?でも、同じ趣味・嗜好をしているからありなのかな?

 

これは、もしかしたら私の読解力が低いせいかもしれませんがww

 

その辺がもう少し分かり易かったらもっと面白かったかなって思いますw

 

あと、この作品はグルメミステリー・ご当地ミステリーに分類されるそうで、

グルメの部分は、言わずもがなで『珈琲』 ですが、ご当地は京都になっています。

 

京都の土地勘がある人のほうが、楽しめるミステリー部分もあるので、

京都に造詣が深い人のほうがより楽しめるかもしれません!!

 

 

続きもあるようなので、機会があったら読んでみたいと思います。

そうしたら、もっと二人の進展がみれるかも!?

 

1.珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る

2.珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは

3.珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで

 

 

おススメ度:☆☆

 

 

珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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