有田秀穂さんの脳からストレスを消す技術を読んだ
有田秀穂さんの脳からストレスを消す技術を読みました。
内容はこんな感じです。
今までありそうでなかった「ストレス解消本」。
それが本書です。
私たちは日々多くのストレスにさらされています。
うつや統合失調症といった代表的な精神病のすべては、
この心に受ける「ストレス」が原因なのです。
しかし、ストレスをテーマにしたたくさんの本が出版されているにもかかわらず、
私たちは日々、ストレスで悩んでいます。
それはつまり、ストレスを分かっていないのです。その原因は、実は、ストレスを「心のストレス」と感じているところにありました……。
ストレスを感じるのも、結局は脳のはたらき。
だから脳の仕組みを理解すればストレスも解消できます。本書ではまさにその方法をご紹介するもの。
その方法は大きく分けて二つあります。
一つは「セロトニン」を高める「リズム運動」。
もう一つはたまったストレスを一瞬で解消する「号泣生活」です。
どちらも決して難しいことではありません。
むしろ、たった「5分」あれば一生にわたってできてしまう……。
そんな「ストレス業界」に革命をもたらす一冊です。
いま、ストレスというと仕事・育児・介護などなどいろいろ思い浮かびますが、
この本は、「心のストレス」つまり、精神的なストレスの解消方法について書かれています。
・セロトニントレーニング
まず、心身を健康に保つために、著者は「セロトニントレーニング」をおすすめしていました。
セロトニン神経の働きは、次の5つがあげられるそうです。
①クールな覚醒
②平常心の維持
③交感神経の適度な興奮
④痛みの軽減
⑤よい姿勢の維持
なので、セロトニン神経が活性化していれば、頭がクリアになり、元気がみなぎり、心は安定し、ストレスや痛みに強く、姿勢も表情も引き締まる!!!そうです。
そこでセロトニントレーニングなのですが、これは「リズム運動」がいいそうです。
リズム運動っていうと、ダンスやエアロビクスを思い浮かべますが、「一定のリズムで体を刻みながら体を動かすこと」だそうなので、ジョギングやマラソンだけでなく、ガムをかむことや、太鼓をたたくことも一定のリズムで行えば立派な「リズム運動」になるそうです。
また、「リズム運動」をするうえで大切なのは「長時間」でなく「長期間」だそうなので、疲れているときは無理をせずに5分~30分で続けていくことがよいそうです。
「リズム運動」5分~30分なら無理なく続けられるかも!!!なんて思いました。
・週末号泣
セロトニントレーニングは、健康な心身を保つためのものでしたが、
どうしても1週間ストレスはたまっていきます。
そこで、著者がおススメしているストレス解消方法は「号泣」だそうです!
号泣すると副交感神経が刺激されストレスが低下し「スッキリ」するそうです。
また、号泣するのにはいくつかコツがあり、
1.時間帯は朝より夜がいい
2.泣きたくなった時はガマンしないこと
が大切だそうです。
1.の理由は感動の涙を流すにはある程度の時間が必要なことと、朝はあまりストレスがたまっていないからだそうです。
2.の理由は「号泣」の定義は自分で涙をコントロールできない状態になったことだからだそうです。なので、自分でコントロールできない涙は、グッとこらえた後の一粒の涙でも、脳は「号泣」状態にあるそうです。
また、著者はいざという時に泣けるように、普段から感動の涙を流しておくことをおススメしていました。しかも、感動の涙は、初めて見た映画よりも、以前に見たことがある映画のほうが泣きやすいそうです!!!
以前に見たことのある作品のほうが、前回の感情が押し寄せてきてやすく号泣がしやすいようです!!
私も、週末号泣用の映画を探してみようかな何て思いました!!!
おススメ度:☆☆☆